武蔵野の草原に立つ

アイドルのライブへ行く趣味について徒然に。

推しに会うメイク

さて、ファッションに関する記事のアクセスが拙ブログの中で最も多いので、ここ最近スタイルが確立したメイクについても述べてみたいと思います。

まず私のすっぴんの特徴として、「眉が濃い」「切れ長一重、目がぱっちりしているねと言われたことは一回もない」「全体的に印象は幼い、年上に見られたことはない」「洋服より圧倒的に和服が似合う和顔」が挙げられますので、西洋風かつ大人っぽいお顔をされている方にとってはまったく参考にならないと思いますので何卒。

さて、本格的に推しのファンになろうと決めたとき、「これではまずい!」と思ったのがメイクでした。ファッション以上に惨憺たるその技術は、今思い返すと噴飯もの。メイク禁止の中学、高校に通い、大学入学式の朝に「雑誌とか見て適当にやりなさい」と親に言われたところ、唯一持っていた宝塚雑誌の、よりによって表紙を飾っていたオスカルの模写メイクをして家族を絶叫させた日もある意味懐かしいです。

以後、「なんか濃すぎるのは駄目らしい」と気づき、「親が買ってきた適当なアイシャドーを塗り、一応適度に眉を剃る」というとんでもないメイクをしてきた自分ですが、「こんな顔では推しに会えない!」と思ったからこそ、自分に合うメイクを徹底的に研究し、なんとか「これが一番自分に合うメイクだ」というものを発見するに至りました。

 

①眉

濃い。物凄く濃い。なので毎日剃ります。半分にそぎ落とすとなんとか女性らしくなるくらい太い。しかも剃り跡がなんとなく青々として見えるという切なさ。ここにはコンシーラーを叩き込み、それでもうっすら青さが残るので、ピンク系のチークをたっぷり塗った上でファンデーションを塗ります。というのも、青い剃り跡には補色であるチークを塗ると目立たなくなる、と学んだためです。女装指南動画で。一応私は生物学上女。

髪は黒いので、それに合わせて黒いアイブロウで薄くぼかすように眉を描きます。服装の都合上、もう少し優しい印象にしたいときは茶色いアイシャドーを薄く載せることもあります。眉のトレンドは必ずチェックしますが、太眉にしすぎると元々の顔のいかつさが出てしまうので、太眉ブームの時もほどほどにしました。

 

②目

はい一番の難関。平安時代に生まれれば絶対に光源氏に言い寄られていたであろう顔を下げて平成時代を生きるのは大変です。ちなみにあまりにも私の瞼は勝気なのでしょうか、二重にする糊、テープ、アイプチ、すべて惨敗しました。「どんな一重も絶対に二重にできる糊」が開発されましたら、「どんな器具でも絶対に二重にならない瞼を持つ女」としてテレビに出て対決したいです。オファー待ってます。

かつては親が買ってきた茶色のシャドーを使っていましたが、それでは目元の印象がぼんやりしてしまうため、もっぱらグレーのシャドーを使っています。それもV系の方が使われるような黒いシャドーと混ぜて、より濃いグレーにするようにしています。これでいくぶん目元がはっきりし、「地味な顔」という印象を与えることはなくなったと思います。また、グレー以外の色を使うと一気に目元がさえなくなる顔をしておりますので、就職活動中もピンクとグレーのグラデーションを目元に差しています。

アイシャドーが派手なため、マスカラは特につけていません。というのも、まつげがかなり長いことが私の顔の唯一の長所と言えましょうから、あまりにもまつげをいじりすぎると、逆に派手すぎる顔になってしまうためです。アイラインも細く、あまり派手な印象にしないようにしています。

 

③口

童顔なためでしょうか、真っ赤な口紅を使うとどうも子供が背伸びしすぎているような、アンバランスな顔になってしまうことが難点です。ですので、桜色の色付きリップを使うことが多いです。また、ライブハウスでドリンクを頂く時は、リップがグラスにべったりとつかないように、色落ち防止のグロスを付けることも欠かせません。

 

あとは人並みにしっかりお化粧を落とし、洗顔し、保湿をすることくらいでしょうか。お化粧に興味がなく、かと思えば無駄に二重にしようと奮闘し続けた頃に比べますと、「推しに恥をかかせるメイクをしたくない」という目標を定めてからは、余計な回り道をすることなく一番自分に似合うメイクができたように思えます。これから年齢を重ねるにつれて、もう少し落ち着いたメイクや、小じわやくすみのケアも必要になってきましょう。それでも、推しがいてくださる限り私はその変化をも楽しみ、自分に最も似合うメイクを探すことを至高の喜びにできそうです。