武蔵野の草原に立つ

アイドルのライブへ行く趣味について徒然に。

推しに会うファッション④

突然ですが、だらだらと大学院で学生を続けているうちに、四捨五入すると30になる年齢となっておりました。この変化は自分にとってもかなり大きいようで、特にファッション面において変化の年となったようです。

もっとも私がファッションのことを気にかけるのは専ら推しの前ですので、「いかに大人らしく推し色を取り入れるか、落ち着きのあるライブファッションを纏うか」といったことを考えるようになりました。

24歳から25歳になる上で、「もう卒業する」と決めたものがいくつかあります。

①髪にリボン編み込み

本当に可愛らしいアレンジとは思いますけれど、顔周りを過度に飾り立てるのは、よりお若い方の特権でしょう。推し色リボンはまだ余っているのですが、ラッピングなどで使えるでしょうか?また、25歳になった月に、あれこれとアレンジの余地があるロングヘアをさっぱり切ってボブスタイルとしました。今後はアレンジより、艶を気にしていきたいと思います。

②ソックス

いわゆるショートパンツにニーハイソックス、というスタイルは卒業し、ニーハイソックスは全て捨てました。ショーパンは特に夏場のライブでは欠かせないものですが、今後はあまり短すぎない、ゆったりとしたデザインのものを選び、ストッキングを合わせることにしました。より脚が出るスタイルになりますので、今後ますますダイエットにも気を使っていきたいところです。

③スニーカー

今後よりアクティブな行動をすること(例えば、友人とハイキングに行くとか)想定し、捨ててはおりません。しかし、推しのライブはそこまで激しくないことが分かってきましたし、だいぶライブにも慣れてまいりました。私が愛用していたスニーカーは渋谷で買った、かなり若い方向きのデザインでしたし、今後はヒールのないバレエシューズを履いていくことにしました。デニムと合わせても女性らしさを失わないスタイルになれるので気に入っています。

④Tシャツ

パンツルックと合わせると、まるで少女のようなシルエットになってしまい、若作りをしているように見えてしまうのが難点です。とろみのあるブラウスやニットを合わせるように心がけています。推しのライブが、絞れるほど汗をかくものでないからこそ楽しめるお洒落だと思います。

«番外編»振袖

24歳の修士課程修了式で母から譲り受けた振袖を着納める、ということを決めておりました。今後はフォーマルな場所では訪問着に移行していくつもりです。(なぜ推し関連のブログでフォーマル着物のことを言い出したのかと申しますと、まあたまたまその修了式の後に推しに会える機会というものがございまして、それがライブのような激しいものでもなくって、そりゃ朝から綺麗にお仕度をした姿を大好きな推しに見てほしい、人生最後の振袖姿を大切な方に見ていただきたいという女心が…あの、とてもよい思い出でございました)

 

逆に、アラサー(という響きにはまだ少し抵抗がありますが…)になったからこそ始めたものもあります。

①本物のジュエリー

できたら殿御からクリスマスなぞに頂きたかった。しかしそのような機会に恵まれぬまま年を重ねた結果、もう自分で自分に買ってしまおう!と、小さいけれど本物の宝石を使ったイヤリングと指輪を買いました。宝石はもちろん推し色です。宝石店のカウンターで、「ドルオタが現場につけていく推し色のジュエリーを買いに来た」ことが伝説となり、以後そのお店へ伺う度に「推しの方はお元気ですか」と声をかけられるようになりました…パールのネックレスとイヤリングも母から頂きましたが、ファンが正装をしていくイベントでもあればつけていけるのですが…流石にないでしょうか。

②革ベルトの時計

これは推しのことを考えて買ったものではないのですが、結果的にライブで重宝するようになりました。これまでしていたファッションウォッチは、手首よりだいぶ直径がありましたので、手首を華奢に見せる効果こそあれ、あまり手を振りすぎるとじゃらじゃらと動いてしまうのが難点でした。しっかりと革ベルトを締めますと手首で時計が踊ることもなくなり、よりライブに集中できるような気がします。

 

長くなりましたが、どうか30歳、35歳、あるいはどなたかの妻や母親になっても、こうして「推しに会う」ファッションの変化で悩めますように。ステージの上と下で、推しも私も歳を重ねていけますように、と願います。