武蔵野の草原に立つ

アイドルのライブへ行く趣味について徒然に。

推しに会うファッション②

 

推しに会うためのファッションについて考えるのは、本当に楽しいことです。イベントや舞台には女性らしいスカート姿で伺うことが可能ですが、ライブ会場は基本的にパンツルックで行きます。推しの現場はモッシュなどは起こりませんから、スカート姿で行ってもあまり不都合はないでしょう。それでも、「ライブ会場にスカートはマナー違反」という声が多い以上、そのマナーを守ることがファンとしての義務だと思います。

ですのでライブ会場には、基本「Tシャツ+ショーパン+スニーカー」で伺います。時期によって、ショーパンをジーパンに変えたり、Tシャツの上にブルゾンを羽織ることもありますが、スカートやヒールを身に着けることは決してありません。そして上記の服装ですと、「女を捨てたファン」「お洒落を諦めたファン」になりかねませんので、女性らしさをなるべく失わないようにしています。

Tシャツは、推しが物販で販売しているオリジナルTシャツを着ていきたいのですが、残念ながら私はあまりにも小柄ですので、これを着ると体が泳いでしまいます。ですので、自宅にある白いTシャツを着ていきます。某イタリアブランドのセカンドラインのものが、少々高価でしたがたいへん吸水性・通気性に優れているので愛用しています。ブランドものを着ていくときは、なるべくロゴが小さく、目立たないものを選びます。ブランド名が、その価値を誇張するように大きく印刷されているものにはあまり品を感じられませんし、推しのファンにそんなものを見せびらかしている人間がいると思われたくないからです。

ショーパン、ジーパンともに、ダメージが入っていないものを選びます。スニーカーは黒一色のシンプルなものですが、まだまだ靴のセンスには自信がありませんので、こちらは更に勉強する必要があると思います。

ここまで推し色は身につけません。推し色のTシャツにはあまり出会えない、というより、私の顔にはあまり似合う色ではないため。また、このようなマナーは聞いたことがないのですが、なんとなく推し色を靴下や靴紐といった足元に付けることには抵抗があります。あまりよく説明ができないのですが…踏み絵を踏んでいるような気持ちになるので。私生活でも、推し色の靴下やスリッパはなるべく履きたくないです。

これではあまりにもボーイッシュすぎますので、髪にはこだわります。ライブでは髪を盛り上がらない形でまとめるといいらしいので(ただし、ヘドバンをされる方はストレートヘアで行くことが望ましいとか)、シニョンのような形にまとめ、スプレーで固めます。その際、必ず推し色のリボンを髪に編み込みます。不器用な私はいつもはポニーテールに結うのが精いっぱいですので、一連の作業は美容師さんにしていただきます。もう某ヘアアレンジ専門店の常連になっているでしょうか。いつか自分でできるようになりたいと思ってはいるのですが…

更に推し色ネイルを塗って完成です。こちらはまだポリッシュネイルを塗るだけですが、いつかシールを貼ったり、グラデーションもできるようになればいいな…と思います。

ライブ以外の場所にはスカートで伺います。あまり推しをアピールするような雰囲気でもない現場もありますから、推し色は最低限にします。推し色のイヤリングと指輪をさりげなくつける程度です。洋服は、カジュアルすぎないものにして、なるべく他のメンバーさんのテーマカラーのお洋服は避けます。となると必然的に、黒、白、ベージュといったシンプルなお洋服が多いでしょうか。あるいは白地にピンクと黄色のお花が散っているワンピースのような、どなたの色とも絞れないお洋服を選ぶこともあります。また、お話をさせていただくことが予想される初対面のパフォーマー様が多い場合は、ジャケットを着ていくようにしています。推しと個人的にお話をさせていただくことが確実な時は、推しが以前インタビューで好きだとおっしゃっていた香りのオーデコロンを纏っていきますが、必ず気づいてくださるのが嬉しいです。

楽しかったのは、推しが浴衣を着て、我々ファンもそれが推奨されるイベントの時に、浴衣で伺ったことでしょうか。自分は洋装よりはるかに和装向きの顔をしていると思いますし、私自身和装が大好きですので、推しの前に浴衣姿をして行けたことが本当に嬉しかったです。半幅帯を推し色のものにして、それから浴衣姿とはいえ推しに跣を見せるのは失礼かと思いましたので、レースの足袋を履いていきました。

推しのために服装を考えることは本当に楽しいです。今後も、推しに恥をかかせないことを意識しつつ、お洒落を楽しみたいです。