武蔵野の草原に立つ

アイドルのライブへ行く趣味について徒然に。

推しへのメッセージ

久しぶりに、お手紙をしたためました。

もちろんこの時期ですし、友人や先生方への年賀状の作成も佳境に入っています。また、まだまだ私は人さまにお世話になっていることが多いため、お礼状をしたためることも同年代の方よりは多いかと思います。それでも、推しへのお手紙をしたためる際は、私生活では感じられない喜びを得ることができます。

できるものならば推しに認識されたい。その思いがあるのは事実です。そのための手段として、毎回同じレターセットを使うのは多くのドルオタがしていることだと思います。私はアンリュバンドゥーの白いレターセットを愛用しています。可愛らしいレターセットとなりますと、どうしても罫線が太くなってしまうのが難点ですが、このレターセットは罫線が適度に細く、心を尽くして書きあげても、便箋が三枚以上になることはありません。

また、このシリーズは小さなメッセージカード、シールも販売していますので、差し入れをする時はメッセージカードをシールで紙袋に貼り付けて渡します。この場合は、せいぜいほんの一言応援のメッセージを書きます。それに自分の名前とユニット名を書けば、丁度よく紙面が埋まります。

そして大変重宝しているのが、同シリーズからレターチャームが販売されていることです。この小さな栞サイズの特殊な紙に香りを移らせて封筒の中に入れると、推しが開封した際にその香りがふわりと立ち昇るという優れものです。お相手をイメージした香水を探し、それをたっぷりと染み込ませたレターチャームを便箋の中に忍ばせるときは、何とも言えない喜びを感じます。

筆記具は高校卒業時に学校から記念品として頂いた、黒インキの万年筆を使います。書式もカジュアルになりすぎないように、というよりほとんどお手紙のマナー本に則った形式かもしれません。推し事というエンターテイメントの世界に堅苦しすぎないか、とも思いますが、気持ち悪いほど生真面目に生きてきた自分に、可愛らしいお手紙、テンポのいいお手紙など書けそうにもありませんし、下手に他のファンの方の真似をしても片腹痛い出来になるでしょうから、私は相変わらず頭語で始まり結語で終わるお手紙をしたためています。それに、推しに引かれてしまう危険性はありますが、冗談がすぎて推しを不快にさせることはないと思います。

封筒に入れるお手紙がフォーマル、差し入れにつけるメッセージカードがセミフォーマルだとしたら、ツイッターへのリプライはカジュアルなものだと思っています。しかし、他のファンの方と比べると、まだまだ自分のリプライなどビジネス文書のようで、推しもこんなファンの対応を考えるのは大変ではなかろうか、とすら思ってしまいます。とりあえず来年の目標は、リプライをもう少しカジュアルダウンさせること。具体的に言えば、絵文字と顔文字を使えるようになることでしょうか?…本来はこのようなこと、中学生か高校生のときに習得しているはずなのでしょう。当時をひたすらガリ勉のうちに過ごした私は、間もなく大学院を修了しようという年になってようやく、女性が送るメッセージというものを学んでいるようです。